声
うちの猫達はよく鳴く。
だが、それぞれの個性がある鳴き声だ。
ざらめは声が大きい。ほんとに大きい。
「にゃー」というより、時には「わぁーー!」と言ってるように聞こえる、ご飯が欲しい時、かまって欲しいとき、お風呂に入る為に部屋を出たとき、だいたい常に鳴いてる。
相手をしないでいると、その声はどんどん、ガラが悪くなる。「わぁー」が「あぁ〜ん」にさらに「おぉ〜ぉん」と低く大きくなっていく。
飼い始めてすぐの頃は、何か異常ないかと心配になったほどだ。
家に帰ってくると、廊下を挟んだ部屋のガラス戸の向こうで鳴き始める。鞄置いたり、靴を脱いだり着替えたりの間もずっと鳴いてる為早く早くと急かされる為、帰宅時はバタバタだ。
猫が鳴くのは人間に対してだけで、何か訴えたいことがあるらしい。
言葉が通じる良いなと考えることもあるが、おそらく愛情表現で鳴き、寄ってきてくれてるのだと思うと共通言語だとその愛の重さに耐えられるだろうか。