午前4時のエンジン音
「ゴロゴロゴロ」よく使われる猫の喜んでいる時、リラックスしている時に喉がなる音。
正式には「ソーシャルソリシティテーション」というそう。
うちの小さい方の猫、ぼんは明け方起こしに来る時にその「ゴロゴロ」を鳴らしながら来る。
それも近づく前から鳴らしながらだ。「ゴロゴロ」というより「どぅるどぅるどぅる〜」と、新聞配達バイクのエンジン音のような音を出しながら。
最近は顔を舐めて起こされる前に、その音で半分目が覚める。
もう少し寝たい、と寝たふりをするが。
顔や足の裏、布団から出た体のパーツを舐め、噛み、決して諦めてくれない。
きっと彼の掛かったエンジンは一通り走り切らないとオフできない仕様なのだ。
その証拠に触れる肉球もベロも熱いくらいに熱をもっている。
その熱がありがたいと思える冬までは疾う疾うと降参してしまうだろう。
でも、人間も寝ないとそのうち倒れるのだよ。